認知症の権威である長谷川和夫先生が、2021年11月13日に老衰のため逝去されました。
長谷川式簡易知能評価スケールは1991年に改訂されてから未だに認知症の診断に使われています。
介護業界に入った10年前に福岡で開催された認知症ケア学会で長谷川先生の講演を拝聴し、認知症ケアで大切なことは「相手が言おうとすること、しようとすることを待つ事です」と言われていました。当初はその大切さを理解できていませんでしたが、今では認知症介護でのその大切さと難しさを実感しています。ご自身が認知症になってからも認知症の理解の普及に尽力を尽くされており、自分も今後少しでも多く介護の向上に携わっていこうと決意しました。
長谷川和夫先生、心よりご冥福お祈り申し上げます。